K-methodを受けた患者さまの声

株式会社ディーシー・クリエイト 常務取締役 三浦 加津味 様

 今、私の前におおよそ一ヶ月前と何ら変わりなく生活・仕事をしている人がいます。おそらくお客様・協力会社・仕入先等、何も知らずに今まで同様にお話しをしております。私からすれば同様どころか以前より増して力強く仕事をしております。
 何を隠そう、一ヶ月前に後縦靭帯骨化症の手術(簡単に言えば脊柱管の狭窄症)の手術を受けた、私の上司でもあり社長なのであります。首の後ろにメスを入れたのです。
 弊社の社長は、とても心配性で、何か体に異変を感じると、すぐさま病院へ駆け込みます。大量の薬を渡され、これが一軒で済めばよいが、数軒の病院から受け取るため相当の量の薬を服用することとなります。それでもあちらこちら通います。
 そのくらい心配性の社長です。がしかし驚くことに、この病気が発覚したのが、約八年前なのです。約八年もほったらかしにしていたのです。
 本来の社長の考え方からすれば、早く治療をして安心したいというのが普通なのですが、それだけ手術をするということに抵抗があったということです。なぜなら首にメスを入れるということは、かなり高いリスクと術後の快適な生活が送れるであろうか?大好きな仕事・大好きなゴルフができるだろうか?いつも悩んでいました。
 心配性なのでかなりこの病気について調べ、どの病院のどの先生が良いか、手術方法はどうだこうだと、もうこの筋の先生かなというくらいよく知ってます(笑)。当然どういうリスクがあるかも知っておりました。
 それから数年がたち、ここ2年位はいつも手のしびれが強く、毎日手術どうしよう、やろうかな、このまま保存療法でいこうかな?もう口癖ですよ。社長自身も無意識にその言葉が出てしまっていた、という感じです。
 但しこのまま保存療法でやり過ごしても、何かの拍子で脊髄を損傷してしまえば手術のリスクよりよろしくない結果となることも知っていました。
 ただどの病院・どの医師・どの方法で手術をするのか、社長自身も完全に納得いくものがなかったのです。しかしながら前述したようにこのままでも危険と隣り合わせ、早く何とかしなければと。それからというもの、あちらこちらの病院に検査、手術方法の聞き取り調査のようにまわりました。もう数は数えておりません。
 そんな中おおよそ納得いく病院に出会うことが出来ました。そして手術をするためのスケジュールも決定しました。私は二十五年間傍におりまして感じたのは、今までの人生の中で最大の決断をしたと思います。仕事のことで何か問題が生じて決断を迫られてもあらゆる方針の中からすぐに決断し行動に移していました。それが最良か否かはわかりませんが・・・。これはもし最良でなくとも、又自身で解決できるという自信があるからだと思います。
 しかし首にメスを入れることは、入れることも、その後の結果のことも自身ではなんともしようがないのです。それでも決断しました。いわゆる妥協というやつです。
 いざ手術の十日前、なんと敵前逃亡です。さすがにキャンセルとは言えず、仕事にかこつけ、一ヶ月延期です。やはり、と思いました。俗にいう想定の範囲内。
 私自身も社長からこの病気と手術方法・リスクなどはよく聞かされました。なぜなら私にもその聞かされた内容をもとに、判断をさせるためです。しかしながら私は答えはいつも「体のことだけは、参考意見は述べますがあくまでも参考で、体のことはご自身で決めてください。」と少し逃げでもある態度でおりました。何かあった場合勧めた私も、勧められた社長も、お互い後悔しか残らないのは明白です。
 ですので今回も決断は社長自身、延期も社長自身で決めました。
 この延期の一ヶ月くらいの間で実はいろいろありましたが長くなりますので割愛しますが、会社へ出社していつものように新聞に目を通しているときに広告欄で本の紹介が掲載されていたそうです。そのタイトルが「首の病気は手術で治す」であります。その中で体験談を書かれた方へすぐさま電話をしアポイントを取り、直接聞き取り調査です。得意の(笑)。
そしてその方からの紹介で木原ドクターに診察していただく事となりました。そして決行となりました。この決断までに約二週間ほどです。八年も悩んでいたのに・・・。
 これまでに悩みに悩んでやっと人生最大の決断をしたにもかかわらず、今回は簡単な決断だった様です。
 木原ドクターの医療・治療についての考え方・手術方法等、あらゆることが腑に落ちたのでしょう。こうなれば仕事の時と同様決断出来てしまったのです。私も木原ドクターには会わないまでも、当然本を読まされました。
 又同じように「体のことだけは・・・・・・。」となることを想定しながら読んでいると、本を読むことが苦手な私でもどんどん吸い込まれていき、二時間かからず読み切ってしまいました。普通の方なら大したことではないのですがこれは私にとってはすごいことなのです。漫画以外一度に読破したことがないのです。
 なるほど社長が決断したのが良くわかりました。簡単な決断です。
 社長より、「もう読んだか?」と。私が本を読むのに時間がかかることは長い付き合いなので知っており、せかす為のトークでした。私の答えは、「もう読み終えました」ではなかったのです。「社長、木原ドクターで決めましょう。」でした。
 目をまん丸くして、もう読んだのか、お前もそう思うかと、今までにない笑みを浮かべておりました。このセリフをいうことは当然私もリスクを抱えるので言いたくないのに無意識で出るくらい簡単に出たセリフでした。
 お互い共通で良いと思ったポイントを要約すると、患者がもし自分の身内だったら、どうするかという考え方、切り口が三センチ程度、筋肉を切らない、出血がほとんどない、手術時の姿勢、スペーサーの良さ、術後の生活、合併症のリスクが低い、何をとっても最良な手術であると・・・。
 そして手術当日です。朝、報告役として弊社の従業員を付添につかせました。
 九時少し前に報告が、「今手術室へ部屋を出ました。」と。予定時刻なのだが、もっと事前に部屋を出るのだと思いきや、ぎりぎりまで部屋に。
 そして毎週月曜朝の弊社の会議がありその会議が終わるか終らぬか位に、手術無事終了の報告。本人も術後すぐさま手のしびれがないぞーと喜んでいたようです。なんと簡単に終わってしまったのだろうと驚きました。実質二時間半位です。くどいですが八年間の悩みが二時間半です。
 神の手、神業とよく言いますが、これは神様ではなく、木原ドクターが試行錯誤して編み出した上等な技術です。上技(かみわざ)です。
 同じ悩みを抱えていらっしゃる患者様、その家族の方々に是非同じ思い、同じ結果をこの木原ドクターの上技によって一人でも多くの方に体験していただきたく、この素晴らしい手術を体験した弊社の社長の傍らにいた者の体験談ということで筆を執りました。
 今この上技が出来るドクターは木原ドクターのみと聞いております。よってこの体験が出来る患者様は数が限られております。
 一人でも多くの方にこの喜びを味わっていただきたく、この本を読まれて賛同頂いた医師の方、是非木原ドクターを訪ねていただきたいと思います。

P.S. 木原ドクターへ私からの謝罪です。
 弊社社長は今術後一ヶ月で、あと三週間後に検査を控えておりますが、本人とても調子が良く、我慢できずにゴルフのスイングを幾度となくやっております。本来止める役割の私ですが、とても楽しそうにスイングをしております為、止めることが出来なかったことをお詫びいたします。