善光寺 長﨟 村上 光田 様
わたくしは、今年83歳となります。
3、4年程前から左手が痺れ、時々力の抜けることがありましたが、元気そのものでした。
昨年7月末にゴルフコンペに参加して100を切って優勝。健康であることの幸せをつくづく感じておりました。
8月に入り突然右膝に痛みを感ずるようになり、知人の整骨院に治療を依頼しましたが、快方に向かいません。これは腰からくる痛みで、先ず腰から治療が必要、と申します。9月に入りますと今度は右手が痺れはじめ、思わず箸を落とす事があったり、仕事柄、筆を持ちますが、急に力が抜け、字を書くことが出来なくなりました。
そして半年、そこで自分なりに脳から来る現象かと考え、或る有名な脳神経外科にて診察を受けました。その結果は脳ではなく、頚椎の狭窄から来る神経の圧迫かもしれないと云う事でした。それでは手術で、とお願いしましたら、これは私どもの病院ではできません、また医師もいません。何処か専門の病院かお医者さんを探して治療しなさい、と云われ途方に暮れておりました。
時は徒に過ぎましたが、幸いにも知人が当病院院長 木原先生を存じあげていて、無理を承知で先生に手術治療をお願いいたしました。先生は快くお引き受けいただき、手術の運びとなりました。まさに病院の掲げる「慈心妙手」、神の手によっての手術。大成功でした。
手術後3日目、リハビリのつもりで持ってきた筆で字を書くことが出来たのです。嬉しかったですね。そして腰の痛みも膝の痛みもすっかり忘れていました。何時しか治っていたのです。
人生邂逅といいます。いい病院といい先生にめぐり逢えて、本当に有り難いことでした。
親切にしていただいた病院のスタッフ、そして看護師さん達に別れを告げ、22日目に無事退院いたしました。
先生そして病院の関係者の皆様、有り難うございました。生涯忘れません。生涯といっても83歳。あと何年生きられるか。
いつまでも健康でありたいですね。