東証一部上場 不動産会社 代表取締役社長
拝啓
初秋の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご厚誼にあずかり、厚く御礼申し上げます。
先般の私の頚椎手術におきましては、先生の素晴らしい人間性を根底として習得されました知識と技術によって見事なまでに治療くださり、心より感謝申し上げ、御礼申し上げます。誠にありがとうございました。木原先生こそ、まさにGodHandをお持ちになられたお医者様であると感服致しました。
そのGodHandなる木原先生により手術頂けましたこと、すなわち木原先生と出会えましたご縁に恵まれました私は何と幸福であろうかと、心より感謝する次第であります。
体内に抱えておりました爆弾を取り除いて頂いたばかりか、安全装置までも備え付けてくださったように感じ、大変心強く思っております。これまで以上にこの世の中での活躍の場を与えて頂いたことへの感謝の気持ちで一杯でございます。そして今度は私自身が、より一層の努力を重ね、積極的に人生を歩み、我々の仕事を通して世の中のお役に立つよう、精進して参る所存でございます。
入院中はベッドの中で、病院という医療の世界を通じ、世の中における人間の尊厳というものを見つめる機会を得ました。心眼が開かれたような気が致します。
人のため、世の中のため、世界のために、どれだけお役に立つことができるかに拘り生きていくことが正道であるというこれまでの考えが間違っていなかったと確信致しました。
医療という現場は、人の力を真に発揮出来るまで根気強く看病するという医療に携わる皆様の、活躍の場であり、闘いの場であるのだと、そしてまた、医療とはそれ自体が偉大な存在であり、万物の霊長である人間の健康をとおし社会への貢献行為であると確信致しました。この頚椎手術は、本人がどれ程助けられるかは勿論、また、その家族の負担を軽減し、そして何もなかったかのように元気に働く人を見るにつけ、人間資源の最高活用に資している立派な仕事であると敬服致しております。医療現場の過酷さ故に、医療の世界から離れる人達が多いと聞き及びますが、どうぞその重要な労働資源を切り開いていかれますことを切に願っております。
私もこの与えられた健康を存分に活かし、世の中のお役に立てるよう、今後の人生を切り開いて、世の中へご恩をお返しして参ります。
末筆ではございますが、木原先生のご健康と今後の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げ、まずは略儀ながら書中にてお礼申し上げます。
敬具