K-methodを受けた患者さまの声

医療法人堀口会 堀口歯科医院 理事長 堀口靖史 様

手記

2回におよぶ激痛での神経根ブロック手術のあと、対処療法では不安がつのり、整形外科での手術を決めていました。以前より、整形外科より脳神経外科の方がよいのではと、漠然に思いはしていましたが、当てもない状態でした。しかし運良く、手術3日前に、知人の強いすすめがあり、木原先生の外来日に飛び込んだ次第です。
初めて、木原先生にお会いした時、自信にみちあふれた目のかがやきに、本物だと直観しました。印象どおりの、神の手をお持ちの名医でありました。
変形性腰椎症に伴う腰部脊柱管狭窄症に対し、木原先生が独自に開発したマルチスペーサ使用によるL3/4,L4/5,L5/S1の3椎間に腰椎椎弓形成術を受けました。5時間の手術にもかかわらず、翌日に歩行可能、座位でパソコン可能、患部側左側の痛みはまったくなく、しびれもない、軽快な状況で、3日目からは、病棟内を何時間も歩きまわりました。
妻があまりにも極端に動き過ぎると、夫婦喧嘩する始末。苦言を木原先生に、こぼすも、”仲が良い証拠”とにこやかに、おっしゃっていただき、夫婦仲もおかげさまで、治していただきました。
入院中は、外来、手術の大変お忙しい中、毎朝、病室に、さっと、おこしになり、さわやかなお声をかけていただき、さっと立ち去られるお姿がスマートで素敵な印象でした。
入院中の後半は、近くの大津市内を1人で散策し、坂本よりケーブルカーを利用して、延暦寺の根本中堂に、そこには伝教大師、最澄の秘仏、薬師瑠璃光如来が本尊として、まつられており、醫王ともよばれていました。
伝教大師最澄の「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝となす」という有名な文句があります。国の宝とは、道を求める心を持っている人のことだ、ということです。国の宝とは物ではなく人間なのであり、その国の宝である道心ある人間を養成しようというのが最澄の悲願でした。
最澄の言葉に「道心あるの仏子、己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」というものがあります。これは、自分の利害を忘れて他人のために尽くすことこそ慈悲である、ということです。
医術を道心の精神で、日々、つとめておられる、木原先生の事がすぐに重なりました。木原先生のおかげで、歯科医師として、臨床に復帰する事ができ、感謝の念にたえません。同時に、私自身、道心の精神に改めて気づく事ができ、これからの歯科医師としての歩み方がかわると確信しております。
数年前よりマイクロスコープを歯科臨床に取り入れておりますので、脳神経外科での顕微鏡の利点(Rapid Healing.Minimal Pain.Patient Acceptance)が余す事なく発揮されたすばらしい施術に感嘆しました。
最後に、木原先生のますますのご活躍とご健勝をお祈りしまして、簡単ではありますが、手記とさせていただきます。