K-methodを受けた患者さまの声

比叡山延暦寺 千手院 住職
延暦寺学問所長
第一回比叡山宗教サミット準備委員長
叡山学院長 延暦寺執行
天台大僧正
日中韓国際仏教交流協議会理事長
小林 隆彰

 私は平成十七年初頭から体調がわるく、頭痛に耐えられなくなり、大津市民病院で木原俊壱先生の診察を受けました。
これは一刻も猶予が出来ない状態であると診断され四月二十一日入院、二十四日手術の日程が決定されました。聞けば木原先生の手術を待っておられる患者さんは一年乃至一年半待ちとのこと。私の場合緊急手術が必要とのことで特例として処置して下さいました。診断のあと木原先生は、手術の二十四日までは決して転倒しないでください。とり返しのつかないことになります。と厳重に注意されましたことは私に一層の重大性を認識させて下さいました。
木原先生の自信に満ちたお顔とお言葉、そして難病の人を助けたいとのお気持ちが私の胸に迫って来ましたので、この先生にすべてをお任せするという安心感でひたすら手術の日を待ちました。
聞けば木原先生は米国で現在行われている手術を考案され、人工骨の世界特許を取得され、神経系統の手術では世界でも五指に入る名医であると聞きました。何よりも先生が信仰者であり、御父君は高位の僧籍者であることに私はご縁の不思議を感じ安心し切って手術室に入りました。
二時間余の手術が終わり木原先生が病室へ来られ、無事終わりましたよと声を掛けて下さったときの安堵感は一年後の今日も忘れられるものではありません。
昨年十二月、最後の診察で、これで二十年間は大丈夫ですとのお言葉をいただき、八十歳を目前にしている者として大きな安心と力を感じ、感謝しております。私は昨年四月手術、そして八月には延暦寺最重要の行事である、戸津説法を五日間無事勤めさせていただきました。大手術のあとの炎暑の中での説法ですから体力的にも大変心配しましたが無事満願出来ました。また、今年四月には中国四川省の峨眉山(普賢菩薩)三〇七七メートルへも登り七日間の旅をして来ました。更に現在は各地での講演旅行も無事つとめさせていただいております。日程に余裕の無い生活ですが何とか消化できるのも木原先生のお陰と感謝しています。
一人でも多くの難病患者さんが、木原先生の手によって救われますことを日夜念じております。