活動日誌

2024.05.14 高足倖照様に詩吟を頂戴しました


令和6年3月15日、京都木原病院の新築移転内覧会・祝賀会において日本コロムビア吟詠音楽会会員・吟道倖照会会長の高足倖照様に「新築を寿ぐ」と題する詩吟をご披露いただきましたが、ご来賓の善光寺 長﨟 村上光田様(91)が感銘を受けられ、帰途車中において読まれた漢詩「木原病院の落成を慶賀す」をお祝いに頂戴致しました。
これを受け、高足様は「木原病院の落成を慶賀す」を吟詠され、CDにしてお送りいただきました。ここに謹んでご披露申し上げます。また、同日にご披露いただきました「新築を寿ぐ」も併せてお聴きください。

慶賀木原病院落成   薫山 村上光田  吟 高足倖照
洛南白帝映春陽
佳客多多擧羽觴
瞻仰眼前醫伯閣
慈心妙手令名芳

木原病院の落成を慶賀す
洛南(らくなん)の白帝(はくてい) 春陽(しゅんよう)映(えい)じ
佳客(かきゃく)多多(たた) 羽觴(うしょう)を挙(あ)げる
瞻仰(せんぎょう)す眼前(がんぜん) 医伯(いはく)の閣(かく)
慈心(じしん)の妙手(みょうしゅ) 令名(れいめい)芳(かんば)し

【語訳】
・木原病院落成:令和6年3月15日に京都木原病院が新築落成慶賀の詩
・洛南:京都の南
・白帝:中国白帝城になぞらえてビルを表現する
・佳客多多:招かれた沢山のお客様
・擧羽觴:鳥の羽に似た目出度い盃で乾杯すること
・瞻仰:仰ぎ見る
・医伯:病院
・慈心妙手:慈愛のある優れた腕前(医療技術をさす)
・令名芳:名声が高く評判の良いこと


新築を寿ぐ  高木天仙 作  吟 高足倖照
新装開業此工完
装備燦然天地寛
盎盎麗家迎旭日
満堂傾盞祝泰安

新装(しんそう)開業(かいぎょう) 此(ここ)に工完(こうかん)し
装備(そうび)燦然(さんぜん)として 天地(てんち)寛(ゆる)し
盎盎(おうおう)たり麗家(れいか) 旭日(きょくじつ)を迎(むか)う
満堂(まんどう)盞(さかずき)を傾(かたむ)けて 泰安(たいあん)を祝(ことほ)ぐ

【語訳】
・寛:ゆたか。くつろぐ。